腎・尿管結石症の診断

山本クリニック

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腎・尿管結石症の診断

腎結石症・尿管結石症

2018/03/15 腎・尿管結石症の診断

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単純・造影レントゲン検査、超音波エコー検査、CT検査などで診断します。造影剤を使わない単純レントゲン検査では結石は骨と同じように白い影として描出されます。成分によって白色の濃さは異なり、リン酸カルシウムの結石はくっきり白い影として写り、最も多い蓚酸カルシウムの結石は淡い白色に写ります。尿酸の結石はレントゲン透過性結石とも言われ単純レントゲンでは写りません。造影剤は静脈注射をすると尿の中に集まります。このため造影剤を注射した後にレントゲンを撮ると尿の流れを見ることが出来るようになります。単純レントゲンで白く映った影が結石であるのか、その他の物であるのかを診断することが出来ます。造影剤にアレルギー反応を起こす患者さんもありますので、全例に行う検査ではありません。
エコー検査では腎臓の中の結石(腎結石)や腎臓の腫れ具合を良く診断することが出来ます。結石はエコー検査でも白い影として見えます。エコー検査では結石の成分による見え方の差はありません。腎臓で出来た結石が内腔の狭い尿管に下降するとおしっこの流れを邪魔します。この時腎臓が腫れ(水腎症)仙痛と呼ばれる高度の痛みが起こります。尿も含め液体は黒く見えるので腫れた腎臓の中に黒い影として見えます。

CT検査はレントゲン被曝がありますが、単純レントゲンやエコーでは診断が困難な小さな結石の診断に有用です。また石灰化陰影とそれより上部の拡張した尿管が描出されると尿管結石と確定診断することが出来ます。

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