がんの3年生存率

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がんの3年生存率

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2019/09/06 がんの3年生存率

2012年の、がん3年生存率集計報告書が2019年8月に国立がん研究センターから公表されました。
これが最新のデータで、2012年に診断された286施設から登録された339376名が対象となっています。
全てのがんを集計すると3年生存は72.1％で、一昔前のようにがんと診断されたら直ぐに死んでしまうと言うようなイメージからは、がんはかけ離れた病気になっています。
しかしながら膵臓がん　16.9％、胆嚢がん　33.4％と生存率が低いがんもあります。早期発見のための検診は重要です。
泌尿器科系では膀胱がん　73.4％、腎盂尿管がん　55.6％、腎臓がん　85.6％、前立腺がん　99.2％という結果でした。膀胱がん、腎盂尿管がん、腎臓がんなどの主な症状の一つは、他に自覚症状が無い血尿です。中高年の方で血尿を認めた場合には精密検査をお勧めします。前立腺がんは、排尿障害を認める前立腺肥大症で来院された患者さんには鑑別診断のためにもPSAを血液検査で調べます。健康診断ではオプションでPSA検査を追加してください。

2019年9月5日の雨上がりに東の空にきれいな虹が見えていました。