薬の服用法

薬の特性によって効果的な服用方法があります。
妊娠しているときにも比較的安全に服用できると考えられ膀胱炎によく使われるペニシリン系やセファロスポリン系の抗生剤は時間依存的に抗菌効果が増強します。つまり、細菌を殺すことができる血液や尿中の濃度を十分な時間保つことが重要です。
服用後、時間経過とともに薬は体外に排出されたり代謝されて薬物濃度は有効な濃度以下になります。それをもう一度有効な濃度に上げるため、タイミングを考えほとんどの場合1日に3回服用します。朝・昼・晩の毎食後とされることが一般的です。
これでおわかりのように、ご飯を食べないといって薬もまなければ効果は限定的になり、場合によっては細菌が薬に対する抵抗性を獲得してしまい薬剤耐性となってしまいます。
空腹時に服薬するとどうなるでしょうか。
薬は食後に服用するより体によく吸収されます。そのため効果は強くなりますが、胃腸に対する負担は増えてしまいます。できれば食事を定期的にとり服薬することが望ましいわけですが、副作用の頻度はそんなに高くもなく、胃薬を一緒に処方されることが多いため指示されたように服薬してください。どうしても胃腸障害が気になる場合はクッキー1枚でも食べて服薬されてはどうでしょうか。
そのほか膀胱炎の治療によく使われる薬にニューキノロン系の抗菌剤があります。ニューキノロン系は濃度依存的に抗菌効果が増強する薬剤です。最近は1回の服薬量を従来の1日量の1.5倍以上にして1日に1回服用する方法が主流となっています。