膀胱炎の治療

膀胱には感染を防御するシステムがあります。
一つはおしっこをすることで細菌を体の外へ排出すること、
もう一つは膀胱粘膜の防御作用です。
この作用を効率よく働かせる事が重要です。
水分を十分にとり尿量を増やし、膀胱の中で細菌を繁殖させないように少なくとも1日に10回は排尿するようにしましょう。そして過労を避け十分な休養をとりましょう。

これに加えて、利用したいのは感染の原因となっている細菌をコントロールする抗菌剤です。尿中に移行しやすいペニシリン系やセファロスポリン系の抗生物質やニューキノロン系の抗菌剤が主に使われます。
薬には効果的な服用方法があります。
ご飯を食べないときには飲まないなど自己判断せず、また中途半端に服用して薬が効かなくなる耐性菌を作らないためのも指示されたとおりに服薬してください。

これらの治療で良くならない場合には、おしっこの通り道(尿路)に基礎疾患があることが疑われます。おしっこがスムーズに流れにくくなる病気がほとんどです。おしっこを効率よく出すことが出来ず、おしっこをした後にも膀胱に尿が残ってしまう女性も男性もわずらうことがある神経因性膀胱や高齢の男性に見られる前立腺肥大症などがあります。 この場合は基礎疾患の治療をしていかなければ膀胱炎は治りません。
その他に基礎疾患としては、水腎症、腎結石、膀胱結石、膀胱癌などがあります。

細菌感染はなく原因不明の間質性膀胱炎を完治させることは困難です。
診断と治療には下半身麻酔をかけて膀胱鏡で観察しながら膀胱を膨らます水圧膀胱拡張術が必要です。入院施設のある病院で治療することになります。
結核性膀胱炎は抗結核薬による治療をすることになります。