前立腺がん

国立がん研究センターの「がんの統計'15」によると、前立腺癌による年間死亡数は2014年には11507人で、肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がんなどに次いで第7位でした。2015年には6位となる事が予測されています。
部位別予測がん死亡数(2015)では12200人で6位、部位別予測がん罹患数(2015)では98400人で1位となっています。

前立腺癌は初期には何ら症状がありません。
前立腺肥大症のように排尿障害が出てきた時には既に転移などがある進行癌であることがほとんどです。
そのためPSAという血液検査が開発される以前には治すことが出来ませんでした。
しかしPSAを測定することにより、超音波検査やMRIという磁場を使った最新の断層装置などでも見つけられないような非常に小さな癌の存在が判るようになったため直すことが出来る病気になりました。

まずPSAを測定しましょう。

治療には、手術療法、
内分泌療法(薬を使う治療)、
外部から照射する放射線療法および
放射性物質を封入した針を挿入する前立腺組織内照射療法と言われる放射線療法があります。
ロボット手術は前立腺がんの場合のみに保険適応がされています。
内分泌療法はいわゆる抗がん剤は使いませんので吐き気や髪の毛が抜けるといった副作用はありません。
患者さんの合併症や年齢などと、癌の状態によって最適の治療法を選びます。

明確なエビデンスはありませんが、
野菜、大豆、魚、緑茶、コーヒーなどを摂るようにして、
乳製品、脂肪、肉、喫煙などを避けると前立腺がんの予防に有効である可能性があると前立腺癌診療ガイドラインに記載されています。